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もう限界!20年選手の羽毛布団
我が家の羽毛の掛け布団が、買ってから20年近く経っていて、生地にシミはあるわ、なんだか羽毛が飛び出すようになるわ、「なんだか、寒くない??」と感じるようになるわで、いよいよ買い替えか、クリーニングか、リフォームかを検討する時期になりました。
今回、クリーニングは論外です。
なぜなら、数年に1度はクリーニングに出して今に至るので、クリーニングに出しても生地の痛みや、布団のカサが減った感が、改善するとは思えないのです。
さて、買い替えるか、リフォーム(打ち直し)か。。。
実は長寿命?羽毛布団の寿命ってどれぐらい?
羽毛布団の寿命は、どれぐらいの金額を出して買ったか、どのような使い方をしてどのように手入れをしてきたかで大きく変わるとは思いますが、掛け布団の場合は、丁寧に扱えばおおむね10年~15年は充分に使えるそうです。
ただし、我が家でも体験したように、布団のかさが減ってくるんですよね。
これは、少しずつ羽毛が飛び出したことも原因でしょうが、それよりも『羽毛の劣化』に起因するところが大きいように思います。
特に頭と足の部分は明らかに羽毛の量が少なくなっていました。
それに伴い、最初の頃の暖かさは感じなくなってきて。。。
しかしそれは羽毛布団の話で、羽毛自体はなんと30年以上の寿命があるんだそうです。
すべてではないでしょうが、リフォーム(打ち直し)すれば羽毛を蘇えらせることができるのだそうです。
それならば、もし我が家の羽毛布団が良い羽毛を使っているなら、買い替えではなく、リフォームを検討した方が良さそうです。
日本羽毛製品協同組合が定めるゴールドラベル
日本羽毛製品協同組合とは、日本国内における羽毛製品メーカー、100社以上が加盟する組合です。
羽毛ふとんの品質基準の策定を行い、厳しい目で事業者をチェックする機関と言えます。
羽毛の品質については4つのグレードに分けてゴールドラベルを発行しています。
● プレミアムゴールドラベル:440dp以上
● ロイヤルゴールドラベル:400dp以上
● エクセルゴールドラベル:350dp以上
● ニューゴールドラベル:300dp以上
参考:ラベルのデザインは日本羽毛製品協同組合のサイトでご確認ください。
dp(ダウンパワー)とは
日本羽毛製品協同組合の基準で、ふとんの中の羽毛のふくらみを1g当りの体積(cm3/g)で表示します。
うちのは、「ロイヤルゴールドラベル」でしたので、リフォームを検討する価値はありそうです。
ただし、西川グループのように、グループ独自の厳しい基準を設けている会社では、ゴールドラベルは使用していないようなので、「ゴールドラベルがないから粗悪品」、というわけでもなさそうですが。
日本羽毛製品協同組合が定めるリフォームラベル
日本羽毛製品協同組合では、リフォームについても「リフォーム認証ラベル」を発行しています。
プレミアムダウンウォッシュ仕上げ
布団から羽毛を取り出して、羽毛を直接洗浄、乾燥し、不要なものを取り除いたのち、新しい羽毛を補充して新しい生地で加工しなおすので、新品の風合いに戻ります。
ダウンウォッシュ仕上げ
羽毛布団を丸洗い、もしくは別の袋に入れて洗浄したのちに取り出して、必要があれば新しい羽毛を足して新しい生地で加工し直します。
プレミアムダウンウォッシュ仕上げと比較して、羽毛の復元力が劣ります。
ふとん生地交換仕上げ
布団から羽毛を取り出して、羽毛の洗浄はせずに、必要があれば新しい羽毛を足して新しい生地で加工し直します。
今回は買い替えかリフォームかで悩んでいたので、新品の風合いに戻る「プレミアムダウンウォッシュ仕上げ」で検討しました。
羽毛布団のリフォームっていくらぐらいなの?
これもやっぱり、ピンキリ。。。
- 追加充填する羽毛の質をどうするのか?
- 側生地のグレードはどうするのか?
- どのような洗い方をしてくれるのか?
そもそも痛みすぎていて、新品の風合いには戻らない、もしくは新品を買った方が安くなるかもしれない。。。
「安いからいい」というものでもないので、妥当な金額がわかりにくいですが、信頼できそうな業者間で、「希望どおりにリフォームしたらいくらになるか」の比較はできます。
宅配リフォーム会社の選択基準
- 上記の「プレミアムダウンウォッシュ仕上げ」を適用する旨が明記されている
- どのように洗うのかの手順がしっかり紹介されている
- どのような羽毛を追加充填してくれるのかを選べる
もしくは充分に納得できる品を入れてくれる - 側生地が選べる、もしくは充分に納得できる品を使用してくれる
- 「痛みすぎているのでリフォームはおすすめできない」と言われた時、それを信用できるだけの情報がサイトにある
上記の「充分に納得できる品」を判断するためにはある程度知識が必要ですね。
『羽毛掛け布団を選びかた』で間単にまとめましたのでよろしければごらんください
また、日本羽毛製品協同組合が紹介なさっている「リフォーム認定工場」も参考になりますよ。
リフォームしたら新品同様になった!
帰ってきた羽毛布団は見違えるほどフカフカになっていました。
「プレミアムダウンウォッシュ仕上げ」のラベルもバッチリ。
実はリフォームしたのは昨年で、その後初めての今回の冬はもう、暖かくて暖かくて。
以前は、どうしても寒いときは、羽毛布団の上から毛布を掛けたりしていたのですが、そんな必要は全くなし!
1枚で充分暖かいです。
蒸れるカンジも全くなく、ファンヒーターで温まった状態の部屋でも、冷え切った状態の部屋でも同じように快適に眠れます。
やっぱり、羽毛布団ってスゴイですね!
ただ、難点は。。。旅先の布団が不快に感じてしまいます(笑)